山の晴れは信じるな!

山の晴れは信じるな【初心者向け】

登山での満足度は天気に大きく依存します。

念願の山に登りついにピークを踏んだとしても残念な天気だったら達成感も半減ですよね。

数日前から天気予報とにらめっこをして、前日には複数の予報サイトで何度も晴れを確認したにもかかわらず、無情にも知らないうちに雲が沸きだし天気が急変することも珍しくありません。

なんか登山の神様が自分に嫌がらせをしているのではと勘ぐりたくなりますが、山の晴れ予報をなんの疑いもなく鵜呑みにするのは油断そのもの。

午前中は晴れていても午後になったら雷が鳴りだすことも想定内に入れておきましょう。どんなに晴れていても急に曇りだして雷が鳴っても決して不意打ちではありません。

夏は午後から山の天気が崩れやすいというのはあるあるな話ですが、別に夏に限った話でもなく年中その可能性があります。

今日は晴れだと思っていたら急変した

登山の経験をある程度積んでいる人にとって天気予報の頼りにならなさは身に染みているのでないでしょうか。

期待させておいて平気で裏切るなんてことは当たり前。

「やっぱ天気予報は当てにならないな」というお決まりフレーズを心の中でつぶやいた経験は一度や二度ではないはずです。

快晴の登山

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ですが登山を始めた頃は晴れの天気予報を真に受け、期待に胸を膨らませて頂上を目指します。

今日の予報は晴れだったはず。

一週間前から毎日天気予報を確認してきたし、昨日からは数時間置きにチェックしたけどやっぱり晴れの予報だった。

これは間違いない。

どっピーカンで優勝だと確信しながら苦労して登ったはいいけど、次第に雨雲が発生し雷まで鳴り出す。

雷雨

本当は途中でなにやら空の様子がおかしいことに気付き始めますが、こういう時に限ってなぜか盲目的に予報を信じたくなるものです。

山の天気は人間の予測を簡単に裏切ります。

もし人間同士なら信頼関係にヒビが入りますし、修復不可能なレベルで裏切られます。

どんなに技術が進歩しても、山岳地帯の局地的な気象現象を完璧に予測することは不可能といわれています。

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登山計画の立て方

天気は複数の予報で事前確認

一般の天気予報だけでなく、山岳専門の天気予報サイトを必ずチェックしましょう。

主な予報サイトとしてはヤマテンてんきとくらすtenki.jpお天気ナビゲータsuper computer weather(SCW)、Windyなどがあります。

天気図

なかには料金が発生するものもありますが、まずは無料の範囲だけでもいいので複数のサイトをチェックすることをおすすめします。

有料サイトはそれなりに高精度なのですが、それでも必ず的中するわけではありません。

あくまでも参考であり、予報を見て判断するのは自分自身です。

晴れの予報を見た時に安心したい気持ちは理解できますが、手のひらを返すような結果が待ち受けているかもしれない可能性は常に孕んでいると思いましょう。

天気予報

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行動はなるべく午前中に

登山でよくいわれる早出早着は夏山に限った話ではなく一年中当てはまります。

山の天気は午後から崩れやすいことから午前中の行動が良しとされます。

地表が温められる

上昇気流が発生

雲が育つ

午後にドカンと雷・雨

またたとえ天気がどんなに良くても、やはり早く出発し到着時間に余裕を持つことが重要なのは変わりありません。

天気が悪いと早く目的地に着かなきゃと思うかもしれませんが、快晴なら遅くなってもいいということではないですし、その晴れた空は見る見る間に変化するかもしれないのです。

ガスが出てきた山

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行動はなるべく午前中になんて古臭い考え方に聞こえるかもしれませんが、決して昭和の精神論や根性論の類ではありません。

体力と集中力は午前中と比べればそれまでの疲労が蓄積される午後の方が確実に落ちます。

その状態で天候条件の悪化した中で行動すればトラブルの確率は間違いなく上がることに。

雨が降っても歩くペースは変わらないという人も中にはいるかもしれませんが、大抵の人は遅くなります。

特に秋から冬にかけての日照時間が短くなる季節は、雨に降られて予定よりも時間に余裕がなくなると心理的にも焦りが生じます。

日没が迫る中での時間との戦いはなるべく避けたいものです。

もちろん午前中にだって天気が悪化することだってありますが、時間と体力に余裕があるなら立て直すことが多いのも午前中の行動が推奨される大きな理由です。

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レインウェアは晴れの予報であっても持って行く

天気予報が「晴れ」でも雨具は必ず持参しましょう。

これは命を守るための鉄則です。

荷物の軽量化のためにレインウェアを省く行為は言語道断です。

「降らなかったら無駄じゃない?」という誘惑とか「まぁ持って行かなくても大丈夫でしょ」という油断は痛い目を見るだけでは済まないかもしれません。

そんな謎の楽観主義のために誰も責任を取ってくれない後悔しかない事態になる可能性も十分にあります。

そんな重大な装備であるレインウェアですが、「着用したら雨でも快適なのか?」と問われればそんなことはなく予想以上に不快です。

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もちろん雨レインウェア無しで雨に打たれるよりかはマシですが。

どんな登山でも撤退の選択肢を持っておく

山頂まであともう少しという場合でも天候によっては撤退した方がよいケースもあります。

あともうちょっとだからといって無理をして強行したことが重大な判断ミスになり得ることもあるのが登山です。

「天気予報は晴れだったのに」という気持ちは理解できます。

はじめから天気が悪ければ山行自体をパスすることも多々あると思いますが、途中から降りだした雨で撤退というのは本音では避けたいところ。

体調不良や土砂崩れなどの登山道のコンディション、技術的な問題に比べて多少の無理をしようかと思ってしまうのが天候不良

さすがに雷が鳴りだすほどならヤバいと思うでしょうが、大雨なら行くかどうか判断に迷うところです。

特にグループ登山で自分がリーダーの場合、メンバーの安全確保を考慮するなら「せっかく来たのだから」という感情は封印しましょう。

なんとか休みを確保して資金を溜めて遠くからはるばる来たとしても、撤退を決意する際には「また来ればいいや」くらいの軽い気持ちでいましょう。

山の晴れは信じるな!
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