千曲川源流コースから甲武信ヶ岳へ

甲州、武州、信州にまたがる標高2475mの甲武信ヶ岳。数ある山の名前の中でもピカ一の字面のカッコよさ。すぐ近くの三宝山は2483mでこちらの方が少しだけ標高が高いのですが、その存在感と知名度において甲武信ヶ岳に軍配が上がります。

甲武信ヶ岳といえばシャクナゲが有名ですが、すでに7月ともなるとさすがにシーズンは終わり二日間ですれ違った登山者は4人のみでした。平日とはいえ甲武信小屋の宿泊も自分一人で大部屋にポツン状態。小屋のスタッフに聞いたところコロナ禍で例年混雑するシャクナゲの時期もさっぱりとのこと。

今回の登山では新しくいくつかのアイテムを試してみました。どれもハズレはなく今後の登山に活かせるものばかりで満足しました。

甲武信ヶ岳のルート

甲武信ヶ岳に登るルートではマイカーの場合、毛木平に駐車して千曲川沿いに日帰りでピストンするパターンがヤマレコでよく見かけます。毛木平からは十文字峠経由で甲武信ヶ岳に登るルートもあります。個人的には大弛峠からの縦走もよさそうです。

雁坂峠からのルートはロングルートになります。西沢渓谷から徳ちゃん新道か近丸新道を経由して戸渡尾根のルートは急坂のハードなコースです。

・毛木平から千曲川源流
・毛木平から十文字峠経由
・大弛峠から国師ヶ岳経由
・雁坂峠から破風山経由
・戸渡尾根
今回はメジャーな千曲川に沿って甲武信ヶ岳に登頂し、戸渡尾根~徳ちゃん新道というルートを選択しました。

前泊は梓山の白木屋旅館

仕事の都合により朝早い出発は不可能なので前泊となりました。

小淵沢から小海線で信濃川上駅で下車。接続が悪くバスを1時間ほど待ちました。駅前のお店も閉まっていたし、都合もあるのでしょうがもうちょっとタイミングを合わせてくれると良いのですが。と思ったのですが、佐久方面行きの電車は午前中は接続しているようです。なぜ午後はズレているのかは不明です。

信濃川上駅から25分ほどで梓山というバス停に到着。すぐ近くに白木屋旅館さんがあります。

白木屋旅館

自動販売機は館内にはありませんでしたが、外にでて旅館の建物の横にあります。また歩いてすぐのところにヤマザキYショップがあるので行動食や飲み物を購入することができ大変ありがたいです。

千曲川源流コース

いきなり急登になるコースだと体に負担が掛かりしんどい思いをするのですが、千曲川に沿って進むコースは前半は平坦、もしくは緩やかな勾配で体を慣らしていけます。

本日のゴールである甲武信小屋には13時30分~14時頃到着の予定。この日の天気予報は午前中は曇りで午後から雨ということで、小屋に到着する前に雨に降られる確率が高いと読み最初からレインパンツを履いて午前8時にスタート。

梓山の白木屋旅館の前の道を約1時間とちょっと、道の両側に畑を見ながら進むとやがて毛木平の駐車場に到着します。ここからゲートを通ってしばらくは平坦な道が続きます。しばらく行くと十文字峠方面と千曲川沿いのコースに分かれる分岐点があります。

毛木平の駐車場

源流地点まで4㎞。左手に川を見ながら進みます。いかにも初心者コースといった感じで危険個所はありません。

千曲川源流コース

途中に岩壁に人がしゃがんで入れるほどの穴がありました。

岩穴

滑らかに流れることからナメ滝というらしい。

ナメ滝

このような源流までの距離を記した標識がいくつも立てられていました。

千曲川源流標識

水源地に到着するとちょっとした広場になっており標が建てられています。千曲川はやがて信濃川と名を変え日本海に注ぎます。だいたいコータイムどおりのペースということもあり、ここまではほとんど疲れを感じませんでした。

千曲川源流

日本一長い川の始まり。染み出るような一滴を勝手に想像していたのですが、山中からトクトクと水が流れ出る感じでした。この水でコーヒーを淹れたら美味しそうです。

千曲川源流

水源地を過ぎると急登がはじまり、どんどん標高を上げていきます。ですが毛木平から水源地まで3時間かけて標高2200mくらいの地点にいるのであとわずか。

樹林帯の急登

源流地点から約30分ほどで大弛峠方面から続く稜線との分岐に出ます。ここまでくれば甲武信ヶ岳まではもうすぐ。

分岐

頂上直下でようやく森林限界。甲武信ヶ岳は開けた景色を眺めながら稜線を歩きという山ではないのでこの辺が好みが別れるポイントかも。

この日は午前中は晴れ間もあったのですが、お昼ごろになると残念ながら空は雲で覆われてしまいました。

甲武信ヶ岳山頂直下

頂上近くの比較的新しい標識。大弛峠からのコースをいつか歩いてみたい。

甲武信ヶ岳標識

登山を始めたばかりの頃以来、2度目の甲武信ヶ岳です。山頂に着いたとたんに雨が降り出しました。確か前回も雨だった気が。

甲武信ヶ岳山頂

数少ない開けた場所でしたが、このとおりで周りの景色はほぼ見えず。

雲

ここからしばらく下った場所に甲武信小屋があります。木材を積み重ねた外観が印象的で「ザ・山小屋」といった風貌をしています。小屋番さんの話では稼ぎ時のシャクナゲの季節も宿泊客は激減してキビしい状態を強いられているとのこと。

甲武信小屋

17時から夕食でメニューはカレーです。甲武信小屋のカレーは美味しいというコメントをよく見かけますが、本当にそのとおりでした。見た目は普通のオーソドックスな感じです。予想する味を期待して最初の一口をスプーンにすくって口に運んだところ、その期待は見事に叶えられました。決して個性的でも突出したインパクトもいないのですが、今まで食べた中でどこのカレーが美味しかったかと考えた時に候補にあがってくる味です。

甲武信小屋のカレー

この日の宿泊は自分一人だったため2階の大部屋を一人で使わせていただきました。甲武信小屋の就寝時間は20時ですが特にやることもなく19時過ぎには布団に入りましたが時間が早すぎでしばらく眠れず。

甲武信小屋

朝食は5時からです。メインは卵焼き。納豆や昆布、梅干し、フルーツなどが付きます。

甲武信小屋の朝食

出発前に荒川源流を見ようと、小屋番さんに行き方を教えてもらいました。テント場の端から道が出ているのですが、またこれを登り返すのかと思いながら源流地点まで20分ほど勢いよく下っていきます。小屋からちょっとのところと思っていると面食らうかも。

源流地点の碑が立っている場所より少し上から水が湧き出ているのですが、立ち入って良いのはここまで。

荒川源流の碑

荒川源流

やっとの思いで小屋まで戻りました。往復で1時間近くみておいたほうがよさそうです。

この後西沢渓谷へ向かい下山開始。この日は前日よりも早いタイミングで雨が降るとの予報でしたので、やはり最初からレインパンツを着用。甲武信小屋から木賊山へ向かう途中の開けた場所では青空が見えたのですが、この後樹林帯に入ったので開けた展望はこのタイミングのみでした。

奥秩父

木賊山の頂上は全く展望はありません。

木賊山

破風山方面への分岐点。戸渡尾根を通り西沢渓谷方面へ向かいます。

戸渡尾根分岐

7月なのでシャクナゲの花はまったくありません。

甲武信ヶ岳シャクナゲ

視界の利かない山道をひたすら下ります。枝に触れるたびに葉についた昨日の雨が降りかかりシャツが次第に濡れてきました。

右が徳ちゃん新道で左が近丸新道。徳ちゃん新道を選択。

近丸新道分岐

登山口へようやく到着。このコースは急坂が続きなかなかハードです。前回はテント装備をかついでピストンしましたが、結構きつかった思い出があります。

徳ちゃん新道登山口

今回の山行で初めて試したアイテム

コロナで山に行けないことが多く自宅に引き籠っているときに登山に便利なモノがないか探していたところ、いくつか興味深いアイテムを見つけました。

おにやんま君

トンボ(オニヤンマ)の姿をしたフィギュアで除虫剤の類は一切使用せずに虫たちを寄せ付けません。オニヤンマは蜂やアブの天敵なので危険を察知して逃げていきます。

おにやんま君

5本指ソックス

Injinji(インジンジ)というメーカーの5本指ソックス。このソックスの上に通常のソックスを重ね履きします。

Injinji

いつもは足の裏にマメができたり酷いと水ぶくれができることもあるのですが、今回5本指ソックスと通常のソックスを重ね履きしたところ足のダメージはほぼありませんでした。疲労感がまったく違います。

首の負担がZEROフック

ネーミングにひと捻りほしいところですが、サコッシュを一日中掛けていてもこれがあると本当に首が痛くなりません。これを使う前はなるべくサコッシュが重くならないよう収納する物に気を使っていましたが、首の負担がZEROフックがあるとノーダメージです。

首の負担がZEROフック

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