飛龍山は奥秩父の山梨県と埼玉県の境に位置します。
山梨県側では付近に祀られている飛龍権現が飛龍山の名前の由来となっており、埼玉県側では荒川の支流である大洞川の源流があることから大洞山と呼ばれています。
標高はこの辺りでは最も知名度のある雲取山よりも高い2,077m。
東京都域をわずかに外れているため「東京都最高峰」の称号は雲取山に譲っています。
雲取山は何度も登っているので今回はちょっとマイナーな飛龍山を選んでみました。
雲取山に比べて登山者は圧倒的に少なく10月初旬の日曜日にも関わらず途中ですれ違った登山者は一人だけでした。
初日は林道歩きで三条の湯へ
初日の行動予定はバス停から三条の湯まで歩くだけなので奥多摩駅にはちょっと遅めの11時過ぎに到着。
丹波山村役場行き11:30出発のバスに乗車。

このご時世にしてはバスの便が比較多くありありがたい。
約40分ほど揺られ、お祭りバス停で下車。
お祭りの名前の由来は一説によると平安時代に平将門が付近の住民も交えて宴会を開きお祭り騒ぎをしたことが由来となっているそう。

登山口はバス停から丹波方面に少し歩いたところにあります。
熊鈴とスプレーを用意してスタート。

ひたすら林道歩き。三条の湯へは最短ルートなのでポピュラーな後山林道ですが、ここを歩くのは初めて。

林道は後山川に沿っています。初日の登山開始直後は足にダメージが蓄積される前なので、登山靴でも林道歩きは苦になりません。

途中のゲートまで来ました。一般車両はここまで、これから先は関係者車両のみとなります。

山側には落石や土砂崩れ対策のためのフェンスが張り巡らされています。念のため谷側寄りを歩きました。

林道終点です。山と高原地図のコースタイムではここまで2時間となっていますが、汗を掻かないようゆっくり歩いたためか15分ほど多く掛かってしまいました。

林道とは打って変わって細い登山道。

林道から登山道になっても川沿いを進みます。

結構曇ってきました。この後小雨が降り出したので、その前に到着できてよかった。

30分も歩くと三条の湯に到着。雲取山荘がデンと居座っている感じに対し、三条の湯はひっそり佇んでいるような雰囲気です。

標高2017メートルを誇る雲取山は東京都最高峰であり、また都内で2000メートルを超える山はこの雲取山のみです。更には都内唯一の百名山でもあります。位置的には東京都、埼玉県、山梨県の一都二県にまたがっているのですが、なぜか東京都の山と[…]
部屋は三ツ山という大部屋でした。この部屋に宿泊したのは6~7人程度でしたのでスペースは十分あり、特に仕切りなどは置いてありませんでした。

ほとんど林道歩きだったのにしっかり汗を掻いたのでさっそく入浴。


風呂上りの身体を拭くにはコンテックスのMOKUタオルが便利です。速乾タオルよりも身体に付いた水分を素早く拭き取れるのでストレスがありません。
登山を始めた頃、速乾タオルさえあれば大丈夫と思っていました。軽い・乾く・コンパクト。いかにも登山向きです。でも正直に言うと滝汗レベルになると、物足りない。拭いても拭いても追いつかない。表面で水分を伸ばしているだけのような感覚。「吸っ[…]






2日目は飛龍山に登り丹波へ下山
朝食は5:30からでした。起きたのは5:20。山小屋で熟睡できたのはいつ以来やら。

さっさと出発すればいいものを、ダラダラしてしまい7時過ぎにやっとスタート。飛龍山へは写真奥のフェンスの道を登っていきます。

いきなり急登が続きます。今日のコースできつい登りはスタートから北天のコルまでのみのはず。ガスも出てきた。


やっと北天のタルの分岐まできました。飛龍山は三条ダルミ、雲取山とは逆方面になります。

この日の天気予報は曇りでしたが、少しだけ青空がでました。ちょっと期待したのですが、この後は予報通り曇ってしまい晴れることはありませんでした。

飛龍権現の分岐。飛龍山へは今来たほうへ戻るような方向へ登っていきます。

あまり登られていないせいか道が不明瞭なところがあったり、地図にはない分かれ道があり間違った方へ進んでしまいGPSで確認したら山頂とはどんどん離れて進んでいたので慌てて方向修正。2枚目の写真の左の道ではなく、わかりにくいのですが右のピンクリボンの方向が正解。


飛龍山の山頂は眺望はありません。名前はカッコいいのですが雰囲気は殺風景ですね。この後飛龍権現まで戻り丹波方面へ下ります。

一応今回の目的は飛龍山への登頂だったのですが、ここまで何も景色が見えないとは……。
飛龍権現から30分ほど下って前飛龍に到着。ここも展望はなく、近くの露岩帯がビューポイントなのですが曇っていたので何も見えず。

前飛龍に山頂という雰囲気はありませんでした。
樹林帯の尾根をひたすら進みます。今回の登山に稜線歩きという文字はありません。

前飛龍とサヲラ峠の中間地点の熊倉山。サヲラ峠までもう少し。

丹波への分岐となるサヲラ峠まで来ました。この時点で15時前。15:50のバスに乗りたいのですがコースタイムは1時間30分なのでかなり厳しい。

爪先が靴に当たらないよう紐を結び直しました。分岐からしばらくは九十九折りに下っていきます。
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集落が見えてきました。もう少し。

徒歩10分とありますが15分以上掛かりました。10分はちょっと無理なのでは。もしかして遠回りしたのか?

野生動物侵入防止のゲートを抜ければ丹波山役場バス停まで徒歩5分ほど。

16時過ぎとなりバスは少し前に出発。次のバスは17:46発なので1時間半ほど待ちました。
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