登山を始めた頃、速乾タオルさえあれば大丈夫と思っていました。
軽い・乾く・コンパクト。いかにも登山向きです。でも正直に言うと滝汗レベルになると、物足りない。
拭いても拭いても追いつかない。表面で水分を伸ばしているだけのような感覚。
「吸っている」というより「広げている」。そんなモヤモヤを抱えていたときに出会ったのが、
今治のタオルメーカー コンテックス が作るMOKUタオルでした。
山を歩いているとタオルって意外と重要なギアだと思い知らされます。
行動中にかいた汗を拭う、沢で顔を洗う、日差しが強い稜線で首に巻く、テント泊で体を拭く――気づけばタオルを手にしている場面がいくつもあります。
それなのに、登山のタオル選びをしっかり考えている人は意外と少ない。
最初はコンビニで買った薄手のスポーツタオル、次はアウトドアショップで見かけたマイクロファイバータオル……そんなふうに何となく選んでませんか。
登山の際に必要なのは速乾力より吸水力
速乾性、確かに重要です。
速く乾いてくれることにこしたことはありません。
行動中にザックにぶら下げておけば、いつの間にか乾いている。速乾タオルの最大の魅力は乾くスピードです。
ただ、問題はそこじゃない。滝汗のときに欲しいのは、まず“吸う力”。

速乾タオルは確かに乾きます。
気温の高い季節、重い荷物を背負って何時間も歩く。
拭いても拭いても汗が滝のように次々と吹き出します。
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そんなとき速乾タオルは便利で使い勝手がよいのですが、もうちょっと汗を吸ってほしいという物足りなさがストレスになっていました。
引っかかるような独特の肌触りも好き嫌いが分かれます。
拭くというより押し当てるような使い方ももどかしい。
滴る汗をしっかり拭きとる吸水力には物足りなさを感じてしまう。
コンテックスのMOKUは速乾性はやや劣るものの十分な吸水性と綿ならではの心地よい感触が特徴のタオルです。
コンテックスMOKUとは
Kontex公式サイト で販売されているMOKUは、愛媛県今治市のタオルメーカー Kontex が作る薄手のコットンタオルです。
「今治タオル」と聞くと、
- ふわふわ
- 厚手
- 高級
- 家で使うもの
というイメージを持つ方も多いかもしれません。
でもMOKUは、そのイメージをいい意味で裏切ってくれます。

一般的なタオルと比べてかさばらず、登山やキャンプなど荷物をコンパクトにしたいアウトドアシーンに最適です。
また、コットン100%で肌触りがよく、かいた汗をしっかり拭きとってくれるのが魅力です。
・抜群の吸水力
・綿タオルにしては薄い
・なかなか軽い
・肌触りが気持ちいい
・豊富なカラーバリエーション
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コンテックスMOKUのサイズ展開
MOKUシリーズのサイズ展開は4パターン。
・ハンカチ(28✕28cm)
・Mサイズ(33✕100cm)
・Lサイズ(60✕120cm)
・ワイドロング(40✕120cm)
このうち登山で使い勝手がよいのはMサイズで、以下のようなスペックです。
| サイズ | 33センチ×100センチ |
| 重量 | 50グラム |
| 素材 | 綿100% |
| 生産国 | 日本製(今治) |
一般的なフェイスタオルの長さはだいたい80~85センチですが、100センチもあるので使い勝手も抜群です。
下の写真はMサイズを半分に畳んだところ。

それでいて50gというかなりの軽量。
下山後の温泉に入った後は使いかけではなく、きれいなタオルで身体を拭きたいので気軽に持っていく枚数を増やせます。
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綿100%なのに速く乾く!?
「綿100%なのに速乾?」と思うかもしれません。
普通の綿タオルは乾きにくいイメージがありますよね。
MOKUが乾きやすい理由は、とにかく薄いこと。
MOKUは綿100%ですが、ただ厚く織った綿タオルではありません。細番手の糸と独自の織技法で通気性を高め、繊維の間に空気が通りやすいので、水分が蒸発しやすいです 。

生地に厚みがないため、吸った水分が短時間で蒸発します。
季節によっては部屋干しでも約1時間半で乾くそうです。
山小屋で洗って干しておけば、翌朝にはかなり乾いていることが多いです。
完全に化繊の速乾タオルほどではないにせよ、綿の快適さを考えると十分すぎる性能です。
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優れた吸水力と肌ざわり
MOKUを使って最初に感じたのが、
「汗がちゃんと拭き取れる!」
という当たり前だけど大事なポイント。

マイクロファイバータオルの中には、汗を表面で押し広げるだけで、スッキリ拭き取れないものもあります。
これ、歩きながらだと結構なストレスになるんですよね。
その点MOKUは、綿らしく自然に水分を吸収してくれます。
- 顔の汗
- 首筋
- 腕
- 頭
しっかりと拭いた感が心地よい。
夏山ではもちろん、冬の低山でも汗をかいたあとに気持ちよく使えます。
コットン100%ならではのやさしい肌ざわりも大きなポイントです。

薄手ながらも、やわらかくて優しい肌触り。
首に巻いて長時間使ってもゴワつきにくく、肌へのストレスが少ないため、行動中に違和感なく使い続けられます。
汗をかいた後の敏感肌にも優しく、タオルとしての基本性能の高さを実感できる仕上がりです。
関連記事:夏の登山の服装【超初心者向け】
豊富なカラーバリエーション
MOKUの魅力を語るうえで、意外と見逃せないのがカラーバリエーションの豊富さです。
登山用品ってどうしてもブラック、グレー、ネイビー、カーキといった落ち着いた色が中心になりがちですよね。
もちろんそれはそれでかっこいいのですが、装備一式を揃えると全体的に「ちょっと地味だな」「ありふれた色だな」と感じることもあります。
そんな中でMOKUは、
- 明るいオレンジ
- 爽やかなブルー
- やさしいグリーン
- 落ち着いたベージュ
- くすみカラー
- ビビッドカラー
など、とにかく色の選択肢が全21色と豊富。
「どれにしようかな」と選ぶ時間そのものが楽しいタオルです。
更に明るいカラーを選べば、ザックの中で見つけやすいという実用的なメリットもあります。
ブラック系の装備が多い人ほど、
「あれ、タオルどこに入れたっけ?」
となりがちですが、オレンジやイエロー、ターコイズのような目立つ色ならすぐに見つかりますし、他の人との差別化にもなります。
汗をかいたときにサッと取り出せるのは、地味ですが大きな利点です。
またこれだけカラーバリエーションが多いと、
- 家族でそれぞれ好きな色を選ぶ
- 山仲間とおそろいで使う
- 用途ごとに色を分ける
といった使い方もできます。
まとめ
普通のフェイスタオルは吸水性は高いが重くて乾きが遅く、マイクロファイバータオルは速乾性に優れるが、肌触りが独特で好き嫌いが分かれます。
手ぬぐいは軽くて速乾性もあり便利なのですが、吸水力が物足りなく感じることがある。
こうした既存の選択肢の「いいとこ取り」をしているのが、MOKUという製品です。
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